2017年09月14日

読書感想文にまつわる感想

帰宅時、秋の虫の声が賑やかに聞こえる時期になりました。空の雲も高いです。
さて、ちょっと遅くなりましたが、今月のアンダンテ通信コラムより。
●「メルカリで読書感想文が出品されている」という新聞記事を読み、うなってしまいました。メルカリとは、最近話題のフリマアプリ。ここで「宿題にどうぞ」と読書感想文が500円くらいで売買されているとのこと。
●今年も個別指導や追加授業で読書感想文の宿題のお手伝いをさせていただいた生徒さんはたくさんいらっしゃいます。もちろんそこにも料金が発生しているわけですが、少なくとも私たちは、その子なりの形で「読み、感じ、書く」プロセスを提供し、そこにお金をいただきたいと思います。
●・・・が、そもそもこの夏休みの宿題の定番である読書感想文、国語の授業で書き方を丁寧に指導されるわけではありません。全国学校図書館協議会と毎日新聞社が募集する「全国読書感想文コンクール」の応募作品を選ぶために宿題として課す学校が多いようです。コンクールなら全員に書かせなくても、我こそと思う子が自由に応募すればよさそうなものですが。
●文科省は、「読書感想文を書くこと自体は国語力を向上させる有効な方策の1つとなるが、日常的な読書指導をせずに、感想文を書くためにのみ読書をさせるようなことをすれば、子どもたちは過度の負担を感じ、物語の中に入り込めず、読書を楽しむことができない等とも言われる」(文科省「これからの学校図書館の活用の在り方等について」より)と指摘しています。国語指導も学校図書館の役割も、本離れを防ぎ読書習慣をつけさせるのを目的としているのに、感想文の強制で逆効果どころか、コピペでも買ってでもという本来の学習からかけ離れた傾向を生んでいるとは皮肉なものです。



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posted by はるえもん at 06:42| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする
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