2017年12月12日

毎日笑顔で優しいママ・・・なんて無理!

今日は冷え込みますね。暮れも押し迫ってきます。
12月の通信コラムより

●毎朝9時は息子とのバトルタイム。とにかく支度が遅い息子、急かしても急かしても、ぐずぐずしたり、ミニカーで遊びだしたり。保育園にも遅刻の連続なので、イライラして怒鳴りつけてしまう日も数知れず。「もうママ知りませんっ!」と言い捨て、ドアをバンと閉めて家を出ると、息子が泣きながら追いかけてきたこともあります。
●そんな逸話を親御さんたちに話したりすると、「先生でもそんなことあるんですか?!」と驚かれますが、・・・はい、しょっちゅうあります。たとえ子どもの対応のプロだろうが、保護者の相談のプロだろうが、家に帰ればタダの親、タダの人間。家族にイラついたりぶち切れたりしては、「あぁ、やってしまった」と、あとで自己嫌悪。街なかや道端で子どもを怒鳴っている親を見ると、「そんなに怒らなくても・・・」なんて思っていた子を持つ以前の私は、いやはや、半人前でした。
●そうそう、息子の保育園で女神様のようにやさしく子どもたちに人気の保育士さんに偶然遠方の公園で遭遇したことがあるのですが、その保育士さんが自分のお子さんにめっちゃキレてるのを目撃して、なんだかホッとしたのを覚えています。そりゃぁ毎日笑顔で優しいママでいたいけど、そうは行かない時もありますよね。
●アンダンテの待合席に置いている漫画「毎日母さん」は、実は私の蔵書です。先日とうとう完結してしまいましたが、個性的な絵と毒舌が魅力の筆者西原理恵子さんの怒涛の子育てと家族の物語。その中には「子どもは天使なんかじゃない! チョー腹立つけど、すっごく面白い!」というメッセージが沁みこみます。
●というわけで、これからも自分のことは棚に上げつつ、お子さんや保護者の皆様の
お役に立てるよう邁進したいと思います。



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posted by はるえもん at 18:50| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2017年11月10日

「あなたが選んで・・・」

早いもので、もう来年のカレンダーや手帳が店頭に並ぶ季節になりました。
「今年中に」と思っていること、いくつこなせるか、ラストスパートをかけたいと思います。

さて、今月の通信コラムより

●急な冷え込みが続いた10月、息子のタンスに長袖が一枚もないことに気付き、あわててユニクロに走りました。子ども服売り場をうろうろしていると、お母さんと娘さんらしき二人組が目に入りました。
●小学校低学年くらいのその女の子は、服を選ぶことにあまり興味はないようで、陳列棚を横目に、ウロウロ往復しているだけ。そんな娘さんにお母さんは苛立ちを隠せない様子で、「ねぇ、早く決めてちょうだい。どれがいいの?」と言いながら後を追います。女の子は、どの服がいいのかなんてどうでもいいのか、お母さんの言葉が耳に入らないのか、ガン無視。「もーっ、ねぇ! 何色がいいの? ママは紺がいいと思うけど、でも着るのはあなたなんだから、あなたが選んで。ねぇ、どうするの? どれっ?」・・・お母さんの語調がヒートアップしてきて、そろそろやばいと思ったのでしょう。とうとう女の子が、「これ」と、白いフリースを指差しました。
●やれやれ、ようやく母娘に平和が・・・と思った瞬間、そのお母さんの一言「いやー、白はやめなさいよ、汚れるから~」。娘さん、ムッとしつつも気を取り直し、「じゃ、これ」と、別のフリースをさすと、「ええー、紫だけは勘弁してちょうだい。趣味悪いから。さっきママ、ピンク譲ったでしょ。ね、おねがい、白と紫以外で。どれがいい?」…笑いをこらえきれず、私はその場を離れたので、振り出しに戻った二人の会話が、その後どうなったのかは知りません。
●子どものやる気を高めるのに良い方法のひとつは、「自分で選ばせる」「自分で決めさせる」という要素を取り入れることです。でも、気をつけて。子どもは「自分の決めたことを否定される」「自分で決めて良いといわれたが、実は選ぶ余地などなかった」という経験を重ねれば、あっというまに意欲も主体性も失いますので。


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posted by はるえもん at 14:19| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2017年10月05日

便利さと発達との気がかりな関係

昨夜はまぶしいほど輝く十五夜の月を息子と眺めながら帰宅しました。
どんなに時代が変わっても、変わらないものもありますが。
今月の通信コラムは、変わる環境と育ちのかかわりについての一考察。

●アップル社が先日発表した新作i-PhoneXには、ホームボタンがなくなったそうです。究極のシンプルなデザインで、指先の操作はますます軽くなるのみならず、音声起動や顔認証といった機能が台頭し、もはや指の操作さえも不要になってきました。
●欲しいなぁという個人的な欲求と裏腹に、i-Phoneに象徴される「機器の発達」が「人の発達」にどのような影響があるのか、気になります。アンダンテプリモに通ってきてくれている幼児さんを見ていると、生活の中のさまざまな動作や操作と脳の発達がつながっていることを実感します。たとえば、ハサミで紙を切るという動作も大人は何も考えなくてもできますが、初めてハサミを持つ幼児は、持ち方、向き、手指の動かし方、力加減経験を重ねるうちに上手く切れるようになる。つまり、「ハサミで切る」という動きが「学習」されるのです。
●このような学習は日常生活のあらゆる場面でおきているのですが、一昔前、二昔前に比べてさまざまな動作・操作が「軽く」「少なく」なっているような気がしてなりません。たとえば、銀行のATMや切符の券売機からボタンが消え、タッチパネルが主流になりました。水道の蛇口は「ひねる」タイプのハンドルからレバー式のハンドルへ、はたまた近頃は赤外線で、触れなくても水が出るものにもしばしば出会うようになりました。ドアノブしかりです。これらは間違いなく便利で楽で、高齢者や身体的な障害のある方には欠かせないものです。ただ、さまざまな動きを経験しながら脳が発達していく時期の子どもたちには、かつて無いほどその機会が生活から減っています。
●アンダンテプリモで製作遊びや感覚遊びを積極的に取り入れているのは、そのような現代だからこそ、幼児期に意図的に手先や身体を使って楽しむ活動を大事にしたいというのも理由のひとつです。



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posted by はるえもん at 19:41| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする