気がかりな子の座席についての考察

今日は、LD、ADHD、自閉症スペクトラムなどの子の座席の配慮について、ちょっと考えて見たいと思います。 私たちが子どものころ、そんな用語も知られていない時代には、先生にとって「困った子」の座席といえば、一番前の真ん中(先生の真正面)が定番だったように思います。先生の目が届きやすいというメリットは大きいのですが、そのことでずいぶん傷ついたという子も中にはいます。良くも悪くも、気がかりな子の座席の位置の影響は大きいですので、気を遣いたいところですね。 でも、「こういう子には、この席がいい」という絶対的な対処方法があるわけではありません。ケース・バイ・ケースですし、その子の年齢やまわりのお友達との関係など、いろんな要素が絡んできます。 私は立場上、教室の後方から授業を参観するのが普通です。先生から見る角度とは逆、つまり、子どもたちと同じ側から見ていて、気になることを何点か挙げてみますので、座席を考えるときに参考にしていただけると嬉しいです。 【一番前の席】・・・先生から近いので、フォローが必要なときにさりげなく声をかけたりしやすいというメリットがあります。自分に注目されたくて、やみくもに発言したがったり、何かにつけて「せんせーい!」と呼ばれたりして、授業を中断させられるのを事前に防ぐよう、こまめに先生が働きかけられる位置といえます。子どもにとっても、先生と黒板以外の視野に入る刺激が少ないので、集中しやすいかもしれません。他の子の行動をモデルとして活動する子には、一番前より二番目の方がいいかなぁ…

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