2010年02月20日

「通常学級だからできる」支援 ~あれっ?P先生とQ先生?!

先日、巡回相談先の小学校で、P先生の授業を見せていただく機会がありました。

このブログに長くお付き合いいただいている方は、覚えていらっしゃるでしょうか?

通常学級での支援を意識した授業や学級づくりに取り組んでいらっしゃるP先生の授業や教室をご紹介したのが、かれこれ3年前。(まとめ読みは→こちらから)

久々に教室に招かれて、嬉しくなっちゃって、

「カメラ持っていっていいですか? ビデオ撮ってもいいですか?」と、テンション急上昇。

・・・・いけない、いけない。巡回相談に行くのに、すっかり取材モード。

今回P先生は、3つのスタイルの授業を用意していらっしゃいました。

①漢字テストや音読など、短いスパンの学習を組み合わせた授業

②子どもたちの自主性に任せた自由度の高い『学び合い』の授業

③算数のたしかめ問題を、ペア学習で展開

このうち、②の後半と③の時間を参観させていただいたのですが

う~ん、さすがP先生、3年前と比べてまた一段と腕を磨かれたようで。

ところで、

「通常学級における特別支援教育」というキーワードは、今どのように受け止められているでしょうか?

「通常学級で支援なんてできない」というネガティブな見方から、ようやく今

「通常学級でも支援が必要」

「通常学級だからこそ支援が必要」

という見方へ、少しずつ先生方の認識が変わりつつある段階ではないかと思っています。

でも、P先生の授業を見たら、これは

「通常学級でもできる支援」をさらに超えて

「通常学級だからできる支援」というものがあるんだと、突然目の前が開けたような気がしました。

わざわざ海外なんかに出かけていかなくても、ちゃんと、自分のすぐそばに、そういう実践を模索している先生がいるということに勇気づけられました。

・・・・・ちゃんちゃん、とココで終わるところですが、この話には大きなオマケがついていたのです。

P先生の授業は、私のほかに、P先生のお知り合いの先生がお二人、外部から参観にいらっしゃっていました。

なぜだか私、そのうちの一人が、気になって気になって

「前にどこかでお会いしませんでしたっけ?」と話しかけようかと思ったのですが

なんだか時代遅れなナンパのセリフみたいだし、けっきょく名刺の交換どまり。

ところが、昨夜お風呂に入っているときのこと。

「ああーっ! わかった!!!」

突如頭の中の回路がつながって電球がついたみたいって、こんな感じなのね。

「Q先生だ!」

これも、長い読者さんはご記憶かと思いますが

<クールダウンの掟>シリーズ (まとめ読みは→こちら

を書くきっかけとなったのが、Q先生の講演です。

お風呂から出て、Q先生のレジュメと、P先生の学校でいただいた名刺のお名前を照らし合わせたら、

ほらビンゴ!!!

きゃぁー!!!

こんなところでお会いするとは、思いもよらず。

しかも深い意味もなく適当にアルファベットを割り振った「P」先生と「Q」先生がお知り合い同士で、二人同時に私の目の前にいたとは(笑)

世間は狭いな。

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2007年03月21日

勝手に<はるえもん大賞>もう一人の優秀教員は・・・?!

さて、勝手に<はるえもん大賞>もう一人の優秀教員は

なんといってもP小学校のP先生に差し上げたいと思います。

P先生の取り組みについては、

その「予定表」なら子どもは見通しをつけられますね♪

教室は語る・・・。

P先生の教室の写真を撮ってきましたよ!

タイマーで見通しをつけるという小ワザ

「はやい子」と「おそい子」の時間差を埋める大ワザ

と、5回にもわたって紹介させていただき、

その内容の充実度は、当ブログのランキングアップにも

大いに貢献してくれました。

あんなにべた褒めしておきながら

「最優秀」教員じゃないのかよ。

という声が聞こえてきそう・・・・・。

いえ、私の中では、P先生が最優秀でいいんですが

企画的に、意外性がないとね。

じゃあ、最優秀は誰なんだ?と、読者の興味を引っ張りたいと思います。(笑)

ところで、

先のA先生とP先生、なんとなく対照的な印象を受けるのですよ。「動」と「静」というか。授業を見ていても、A先生の授業は「華」がある感じですが、P先生の授業はどちらかというと「侘び寂び」の世界を彷彿とさせます。

授業でのP先生が地味に見えるたのは、ご本人の少々シャイなキャラクターのせいもあるのでしょうし、高学年のクラスだし、参観した時間がたまたまだったかもしれません。でも、もしかしたらP先生が、「先生が教える」ことよりも「子どもが学ぶ」ことに重心が置いているからじゃないかな、という気がしています。一人ひとりの学習活動を重視しているからこそ、教室環境とか、個々にあわせた課題の量や時間の配分とか、そうした裏方作業的な部分が大きな鍵を握ることになります。

だから、P先生には、パイロットの喩えより、むしろ料理人かなあ。それも和食。一つひとつの素材に合った切り方や下ごしらえを丁寧にした上で、それぞれの味を引き出した一つの料理として完成する・・・・塩もみとか灰汁とりとか面取りとか下ゆでとか、素材の特性に応じたひと手間をかけてこそ、美味しくできあがります。

P先生の教室が気が散りにくいように色を統一してあったり、余計なものを徹底的に死角に置いていたり、予定表やタイマーで活動の見通しをつけさせていたり、・・・・通常学級での支援としては画期的だなぁと感心しました。そんなP先生の一手間二手間が、一人ひとりの子どもたちの学習活動を支え、それが絡み合っての「いい授業」になればいいなぁと思います。完璧は無理だけど、「究極」の料理を追求しましょう。(今、「美味しんぼ」を読んでるところなので、無理やりこじつけている感がなきにしもあらずです(笑))

あぁ、まとまりなく勝手なことを書いてしまいました。風邪気味で頭が冴えません。

P先生、よかったら、勝手に受賞させられた今のお気持ちを、どうぞ。

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posted by はるえもん at 19:26| Comment(0) | TrackBack(0) | (旧)P先生 | 更新情報をチェックする

2006年10月13日

ノリノリ漢字ビンゴと「ちょっとだけョ~」

P先生の教室で取ってきた写真はフィルム1本分あるのですが、少しは出し惜しみして、別の機会(研修とか)のネタにとっておくことにします。そこで、このブログでのP先生の実践紹介は、とりあえず今回が最後です。

私が写真撮影に気を取られていた頃、子どもたちは「漢字ビンゴ」なるものに盛り上がっていました。よく見ていなかったので、もしかしたら私の思い違いもあるかもしれませんが、簡単に書いておきますね。

おそらく漢字テストの前の、ウォーミングアップかリハーサルの位置づけなのでしょう。B5の半分サイズ(?)の紙に3×3マスの枠がかかれていて、子どもたちは各自ドリルを参照しながら漢字(主に熟語)を埋めていきます。時間になったら、先生がドリルのその範囲の漢字をランダムに読み上げて、黒板に書いていきます。その漢字を順番に子どもたちがチェックしていくと・・・・それがビンゴになっているというわけです。9マスだからリーチもビンゴもあっというまなんですが、子どもたちは、ずいぶん楽しんでいる様子でした。

続いて、漢字テスト。ドリルもビンゴの用紙もぜんぶしまって、テスト用紙が配られます。その間に、P先生は黒板に書かれた漢字も消していくのですが・・・・

Fh000008写真のように、あれれ? 完全に消しきれていないまま、テスト開始です。これ、わざと「ちょっとだけ」残しているのですね。「うーん、思い出せない~、あ~」というときにチラッと見てもよいように。

そんなのずるい、カンニングじゃん!・・・・と言うかどうかは、考え方しだいだなぁと、しみじみ思いました。

以前に書いたように、子どもの能力や学力は一つの物差し(テストや検査)では測りきれないものです。分かってるけど書けない子がいたり、覚えることに困難をもつ子もいます。テストというものを、「この子はできた、できていない」と単純に振り分けることは簡単です。できていない子に「努力が足りない」「この子には能力がない」とレッテルを貼ることも、また然りです。

教育において、テストが目的化してしまっている昨今、こんなことを言うと青臭いと思われるかもしれませんが、評価とは本来、方針と戦略を立てるためのスタートとなるべきものであり、また、モチベーションを高めるためのものですよね・・・。そう考えると、こういうのもありなんだなぁ、と。

読めること、書けること、覚えること、覚えたことを思い出せること、そして思い出して書けること・・・・と、過程をスモールステップにして「できる」ようになるまでの支援をすることは、逆に言えば、「どの段階でつまずいているか」を発見する手がかりにもなります。ゲーム的な要素を盛り込むことで、学習意欲が下がっているあの子やこの子をノセられたら・・・そんな期待もわいてきます。

私は、それらを個別指導で日常的にやっているのですが、P先生は通常級の集団での授業に取り入れるという挑戦を、やってのけているのがスゴイです。。。

大変勉強になりました。

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