素敵なお手紙~前向きアスペ君の後方支援者

「先生、アスペルガー症候群って、知ってます? ぼくね、それなんですよぉ」 「先生、ドクターMって、誰だか知ってます? あのね、僕の主治医なんですよぉ」 「アスペルガーってね、けっこう偉人とか有名な人とか、いるんですよ。知ってます?」 大きな目をくりくりさせながら、担当スタッフにちょっと得意げに話しているTくん。 側で聞いていて、ついクスクス笑いをこらえている私ですが いや素晴らしい。Tくんのこのポジティブな姿勢は、どこからきているんだろうと、いつも感心しています。 そんな彼はとても物知りで頭の回転が速いのだけど、書くのがちょっと苦手。アンダンテでは、主に作文の勉強をしています。 最近、誕生日祝いに「ポメラ」(キーボード入力できる小型メモ帳)を買ってもらったそうです。 プレゼントに添えられていたTくんのお母様のメッセージが名文なんですよ、と担当スタッフが見せてくれました。 ちょっと感動しちゃったので、ご承諾をいただき、紹介させてもらうことにしました。 12歳の君へ ポメラが我が家へやってきた アスペの君に百億万点賭けるからガンバッテ勉強をすること。俺はアスペだからは言い訳にならないよ。 夢を叶える一つの道具として使い倒すこと。どうやったら有効利用できるかを真剣に考えること。 アイデアが浮かんだら何でも構わない、ここにメモする事。 ポメラにできることはノートの作成やアイデアの保管だけじゃない、 感じたこと、腹が立ったこと、頭の中にあることすべてを吐き出す道具となる。…

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「しつけの問題」って言われても・・・(2)

前回の続きです。今日はちょっと余談から。 子どもは一人ひとり違う、といえば うちの年子の甥姪・・・・姪っ子には、一度注意したらわかるのに、なぜ甥っ子は、一度注意した直後に3度ぐらいやるのかしらん? ママはどちらにも同じように話し、同じように叱り、おんなじように育てているのに? 先日も、「ガラスの里」なるところに行ったのですが、入り口でママが二人に言い聞かせます。「いい? ここにあるものは、見るだけだよ。絶対さわらないこと!」 「はーい」と二人、よいお返事♪  が、なぜその次の瞬間から、ガラス製品に手を出しまくるのか、かわいい甥っ子よ・・・・。しまいには、「世界一大きいクリスタルボール 6億円」 なる巨大水晶玉に突進する甥っ子・・・・(汗) あんたには、立ち入り禁止のロープの存在って何の意味もなさないのね? ちょっとおハイソなレストランでも、お子さまメニューに5分で飽き、もうじっとしていられない。「トイレ!」と立ち上がるので、しぶしぶ連れて行こうとすると「う~んこ、う~んこ♪」と店中に響き渡る声で歌いながら、腰をくねらせ駆けていく愛しい甥っ子・・・・こいつ~!(怒) クレヨンしんちゃんを地でいくような彼に、子どものプロのはずの私が知らず知らずのうち“みさえ”化してしまいます。何度彼の頭をげんこつでグリグリしたことか・・・・。 そんなこんなのエピソードに、「どーいうしつけしてるの?」と批判めいた口調で言った人がいましたが、愛する甥っ子は決して、親のしつけの失敗作ではないと私は思っています。…

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「しつけの問題」って言われても・・・(1)

気になる言葉、第2弾です。 これは、学校に限らず、あらゆる場面で耳にするのですが、「しつけの問題」人は、いとも簡単にこの言葉を投げつける(あるいは陰で言う)ことを、甥姪の子守をする機会が増えて身をもって知る今日この頃です。これほど親御さんを心理的に追い詰める言葉もないだろうな、ということも。 同じようにしても、同じように言っても、子どもって一人ひとり違いますよね。 聞き分けのよい子もいれば、手を焼かされる子もいます。一度で理解する子もいれば、なかなかできない子もいます。大人だって、一人ひとり違います。 子どもへの言い聞かせ方や叱り方が上手な人もいれば、そうでない人もいます。 「何をどこまでしつけるか」という基準も、人によって、家庭によって、もっと言えば属する文化や社会、時代によっても、皆それぞれ違います。 それに、何かが「できる・できない」で子どもを計ってしまいがちですが、たとえば「静かに座って待っている」ということ一つとっても、ある子にはなんでもないことでも、ある子にはとてもハードルが高いチャレンジだったりします。 そして、子どもたちが様々なことを学び身につけていくのは、親からだけではなく、周囲の様々な人たちや、子どもどうしのかかわり、いろんな環境に置かれていろんなものを見たり聞いたり・・・・・と、たくさんの経験の積み重ねで、その資源も様々だし、人それぞれ違います。 ですから、しつけに「これが正解」と呼べるものなどないと思うのですが、どうも世の中「甘すぎてもダメ」「厳しすぎて…

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