2014年02月22日

滑津小学校(福島県)での取り組み

この1年間を通して、大正大学の川俣先生のご研究の一環で、福島県西白河郡中島村立滑津小学校で、UDLを取り入れた授業の実践を展開していただきました。
私もおよそ月1回のペースで、校内研修や先生方の授業の参観をさせていただき、昨日が今年度最後の来訪となりました。

1年前、先生方からのヒアリングや、最初の「UDLって何?」という研修からスタートした時点では、正直一体どうなるんだろうと不安さえ感じていました。
先生の個人的な試みではなく、校長先生主導の、全校規模での取り組みですので、もちろん先生方の「やらされる」感もあったと思います。さらには、カタカナ用語がいっぱい登場して、UDLの内容を初めて聞いた先生には、なにやら小難しいものを押し付けられているような印象も、たぶんに与えたと思います。さらには、モデルやマニュアルがあるわけではなく、自分で考え模索するというのは、しんどい作業だっただろうとも思います。

ですが、訪問を重ねるごとに、先生方の反応が変わってくるのを実感するのは、嬉しいことでした。眉間にしわを寄せながら話を聞いていた先生方が、いつのまにか、身を乗り出したり、大きくうなずきながら研修に参加してくださっていました。

もっと大きな変化は、授業中の子どもたちの学ぶ様子ではないかと思います。これに関しては、近いうちに川俣先生が、ビデオ分析して客観的なデータとして報告をまとめてくださることになっていますので、詳細はそちらに譲ります。が、超主観的な“私の肉眼”で見る限り、今日と1学期とでは、教室の子どもたちの学びの光景は別物に映りました。

貴重な機会を提供してくださった川俣先生、研究協力をお引き受けくださった校長先生、そして、お忙しい中、悩みながらも、UDLの実践にトライしてくださった滑津小学校の先生方みなさんに、心よりお礼申し上げます。
来年度も引き続きよろしくお願いします。
そして、この取り組みが、他校や他地域にも広がっていくことを願っています。

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息子(1歳9か月)が口ずさむ歌が、だんだん、何の曲か聞いていて分かるくらい、上達してきました。現在のレパートリー、「きらきらぼし」「むすんでひらいて」「ちょうちょ」「ぶんぶんぶん」「ぞうさん」「はとぽっぽ」。

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posted by はるえもん at 11:21| Comment(2) | TrackBack(0) | (旧)活動報告 | 更新情報をチェックする

2014年02月18日

2年連続、中野区の発達支援研修ご報告です。

昨年12月17日に、東京都中野区の発達障害関係機関研修でUDLのお話をさせていただきました。

ちょうど今日、参加者のみなさんからのアンケートをまとめていただいたものが届いたので、遅ればせながらご報告です。

参加者69名のうち、「参考になった」が53名(77%)、「ふつう」13名(19%)、「参考にならなかった」が1名(1%)ということで、多くの方からご好評いただけましたこと、ありがたく思っています。

ただ、私が学齢期のお子さんの支援を専門としているため、学校の先生を想定した内容がどうしても多いのですが、今回ご参加の半数以上が保育士や幼稚園教諭の先生だったということで、その点申し訳なく思っています。就学前、幼児期のお子さんへの対応の具体例を示せませんでしたので、そこを期待して参加された方には、物足りなさもあったのではないでしょうか。

でも、それにもかかわらず、「一人一人に応じた対応が必要なこと、その方法の考え方について学べた。保育の現場でも生かせると思った」「視点として小学校向けだったとは感じるが、子どもをどうするかではなく保育者がどう工夫するか、また、困難な動作や不得意であることに目を向ける大切さを改めて考えさせられた」など、前向きにとらえてコメントしてくださった人もいらっしゃって、嬉しい限りです。

研修会終了後も、「園での支援のあり方を見直したい」とお話ししに来てくださった先生もいらっしゃいました。

私自身も、幼稚園や保育の現場のこと、もっと知りたいなと思いました。

暮れのお忙しい時期のご参加、ありがとうございました。

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各地で大雪の被害を被られた方、心よりお見舞い申し上げます。

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posted by はるえもん at 17:49| Comment(0) | TrackBack(0) | (旧)活動報告 | 更新情報をチェックする

2014年01月22日

福岡教育大学教職大学院でUDLのお話をさせていただきました。

昨日、小雪の舞う福岡にやってきました。

今回のお仕事は、福岡教育大学教職大学院にゲストティーチャーとしてお招きいただき、UDLの概論と米国の実践例のご紹介をしました。

参加された方のお一人が、こんなことをおっしゃっていました。

「自分は、今までユニバーサルデザインの授業というものを、まったく誤解してとらえていました。特別支援の観点から、“教室をすっきりさせれば、みんな集中できる”とか、“視覚的に示せば、みんなわかる”とか思っていましたが、今日折り紙をやって、自分自身は視覚的な情報より継次的な情報の方がわかりやすくて・・・ユニバーサルデザインは、これさえやればいいという魔法の杖のようなものではないということに、今日のお話を聞いて気づきました」

この感想をいただけただけでも、九州まで飛んできた甲斐がありました。

ユニバーサルデザインという言葉が、日本では本来の意味とちょっと違った解釈をされている部分があり、それが教育現場で独り歩きしてしまっていると、このブログでも度々書いてきました。

いろんな場で、いろんな形で、これからも「多様性に対応するために、柔軟性を持たせること」の重要性を、伝え続けていきたいと改めて感じています。

講義を聴いてくださった院生さんは、学部上がりの院生さんと、現場を一時的に離れて院で学んでいる現職教員の方とがいます。専門性を高め、今後学校現場でリーダーシップを取っていく人たちでしょう。こういう場でUDLのお話ができるのは、とてもありがたいことです。これから現場に出ていく、あるいは戻っていく先生方に、ぜひ実践の中でUDLの考え方を生かしていってもらいたいと願います。

また、夜は宗像市・福津市内の先生方が20人以上集まり、UDLの視点で授業を創ったり改善したりすることについてお話しし、一緒に考えていただきました。

これは義務的な教員研修ではなくて、先生方自らの希望で、お仕事の後駆けつけてくださったそうです。関心の高さにうれしい驚きです。

後半は、「教科書」や「校外学習」など9つの具体的な学習活動について、どんな子にとっての「障害」となりうるか、UDLの視点でどのように解決するか、アイデアを出し合ってもらいました。

難しいと感じたかもしれません。でも、「こうすることがUDL」という模範解答はありません。この視点でチェックし、その「障害となるもの」を解消するためのアプローチを考えるプロセスこそがUDLなのだと、理解していただけたら嬉しいです。

貴重な機会を提供してくださった、福岡教育大学教職大学院の納富恵子先生に、改めて感謝申し上げます。

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今日は小倉で、小学校の見学とミニ研修です。

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